2012年1月2日月曜日

福島に取り残された家畜動物たち

年の始めに思うこと。

1匹でも多く殺処分される動物が減っていきますように。
重度の苦痛をなくし、苦痛を軽減することができますように。
一歩づつでも動物たちにとって明るい未来が広がっていけるよう、とりくんでいかなければならないという思いです。

今年もよろしくお願いいたします。
「福島に取り残された家畜動物たち」写真展&トークショーのお知らせです。

ビーガンの人もそうではない人も、畜産動物の福祉を高めるために、畜産農家の心の内を聞ける貴重な機会だと思うので、是非足を運んでくださればと思います。

---家畜おたすけ隊さんより転載です---

「福島に取り残された家畜動物たち」写真展&トークショーを開催いたします。

 日時 2012年1月6日(金)、7(土)

   10:00~18:00(両日とも)

 場所:神奈川県逗子市文化プラザホール 1Fギャラリー

原発事故からずっと、見捨てられたままの動物たち。
町から人が消え、水もえさもなくなった警戒区域。
何も悪くない動物だけが置き去りになりました。
政府とマスコミによって隠された餓死と安楽死の真実。

最期の瞬間まで生きようと頑張った彼らの無念を知ってください。


7日(土曜)の逗子写真展のそば、バハナスバーにて、牛を生かすことを貫く畜産農家さん達が、その胸の内を語ります。

< バナナスバーにて 13時30分~14時30分 >

エム牧場の村田社長や吉沢工場長の声をお聞きになったことのある方は多いかと思われますが、数頭~30頭の牛たちを家族のように飼ってきた小規模農家さん達の「声」というものも、皆さまお届けさせていただければ、と思い企画させていただきました。

「家畜なんて所詮経済動物なのだから、もうお金にならなくなった今、農家たちはさっさと安楽死処分に同意するだろう」
そうお思いの方、ちょっと、誤解をなさっています。

確かにそういう農家もいるかもしれません。しかし、福島には、そうでない農家も多かったのです。家族のように大事に飼ってきた方も多かったのです。

「あなたは自分の娘を殺せというのですか?」
殺せと勧める農水省職員への農家の発言です。福島の農家さん達にとって、町や県より上の、国の役人にこんなことを言うのは、本当に勇気のいることです。

福島の畜産農家さん達は基本的に政府や行政に対して声をあげるということに対しあまり慣れていない方が多く、心理的にかなりの抵抗を感じる方も多いです。

しかしながら、今回の一件は、餓死か安楽死かという2択しか認められず、あまりに酷い対応だと思う農家が少なくなかった、東電からの補償金も仮支払いのみで、町に頼らざるを得ない厳しい被災生活の中、先の見え無さに牛を重く感じてしまう気持ちも無くは無い中、それでも、命をむやみに殺すのはおかしい、生かしたい!と声をあげ、町とかけあい、立ち入り許可証を「毎日・12名で」勝ち取った農家さんがいました。単独で、県と協議し、立ち入り許可証を得た農家さんもいました。
脚光とは無縁に、黙々とひたすら牛たちを生かすために粘り強く頑張ってきた農家さん達が、今回「ようやく」皆さまの前に姿を現して、お話しいただけることになりました。
隊はアメリカのレキシントン公立図書館でも8月に第1回写真展を開催しており、家畜を飼っているアメリカ人に大変な好評をいただいておりましたが、
日本で初の写真展開催にあたっては、是非ともそのピュアな思いを持ってご自分たちで頑張ってこられた福島の農家さん達をお招きし、皆さまに「生の声」をお届けする機会とさせていただければ、と思っております。

農家たちが、

今、何を思っているか、
何をうったえたいか。

今までどのような状況のなかで、何を考え、
どうしてきたか。

そして今後どうしていきたいか。


正直な気持ちをお届けいたします。


滅多にない機会かと思いますので、皆さま、是非お誘いあわせの上、ご来場下さいませ。 

又家畜おたすけ隊


 注 菜食店ではありません。 オーナーの方は犬の保護活動をされている方ということです。)

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